ヤ軍が打率.159の“悩める大砲”を放出へ…米メディアに心境吐露「申し訳ない」

ヤンキースのジョーイ・ギャロ【写真:Getty Images】
ヤンキースのジョーイ・ギャロ【写真:Getty Images】

昨季レンジャーズから移籍のギャロは、今季開幕から大不振

 ア・リーグ東地区で、2位に11.5ゲーム差をつけて独走するヤンキースが、今季打率.159、12本塁打と極度の不振にあえぐジョーイ・ギャロ外野手の放出に動いているという。米メディア「スポーツ・イラストレイテッド」が「最新情報」として、3~4球団の移籍先を挙げている。

 第1の候補はブルワーズだという。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者らによると、ヤンキースとブルワーズがトレードについて話したという。ブルワーズはナ・リーグ中地区で、2位のカージナルスに3ゲーム差をつけ首位。「わずかなリードを守ろうとするなら、ギャロのような外野手のスラッガーからは『確実に恩恵を受けられる』」としている。

 次にパドレスだ。記事は昨年のトレード期限から今春まで、ギャロに興味を持っていたと指摘。チームは今季、外野手のパワー不足に苦しんでおり、トレード市場に出されているファン・ソト外野手(ナショナルズ)には見劣りするが、(本拠地の)ペトコ・パークにはフィットするかもしれないとしている。

 レイズも候補に挙がっている。ただ「ニューヨーク・デイリーニューズ」のクリスティ・アッカート記者によると、レイズはギャロのトレード交渉にあたり「ヤンキースはあまりに多くのものを欲しがっている」としており、交換要員で折り合わない可能性を示唆している。

 昨季途中にレンジャーズからヤンキースへ移ったギャロは、通算170本塁打の大砲。米メディア「ブリーチャー・リポート」によると、これほどの不振は本人にも予想外だったようで、同じく米メディア「ジ・アスレチック」のヤンキース番、リンジー・アドラー記者に現在の状況について「申し訳ないと思ってる」「残りの人生このことをずっと引きずるだろう。きついよね。良いパフォーマンスができなかった。期待に応えることが出来なかった。受け入れがたいことだ」と語っているという。

 新天地を得て、再び輝くことはできるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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