巨人は「8回、9回の該当者がいない」 専門家が指摘、13日ぶり試合も拭えぬ“不安”

阪神戦に登板し2失点だった巨人・桜井俊貴【写真:中戸川知世】
阪神戦に登板し2失点だった巨人・桜井俊貴【写真:中戸川知世】

2点を追う4回は相手のミスもあり一時は逆転するが…

■阪神 6ー3 巨人(2日・東京ドーム)

 巨人は2日、本拠地・東京ドームで行われた阪神戦で3-6の逆転負けを喫し3連敗。相手のミスに付け込み一時は逆転したが、投手陣が踏ん張り切れなかった。コロナ禍で13日ぶりの試合となったが、オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「現状、投手力の差がはっきりと表れた試合だった」と分析した。

 苦しいチーム状況は変わらなかった。2点を追う4回に丸の右前適時打と、挟殺プレーで阪神に2つのミスが重なる間に計3点を奪って逆転に成功。だが、6回に先発のメルセデスが佐藤輝に同点打を浴びると、7回には代打・北條にも勝ち越し犠飛。さらに9回は桜井が2点を失い力尽きた。

 巨人は新型コロナウイルスの感染拡大により6試合が中止となり、この日が後半初戦。本調子とはいえない中での試合だったが新井氏は「主力がある程度、試合に戻ってきたが怖さを感じない打線。投手陣も前半戦と同じく安定感に欠けていた。とくにブルペン陣は苦しい」と語る。

課題の投手陣「8回、9回に投げる該当者がいない」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY