大谷翔平「モチベーション難しい」 MVP争いも滲む悲壮感、どうなるエ軍との再契約

アスレチックス戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
アスレチックス戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

自己ワースト3連敗で7敗目「3点取られたら、なかなか勝つチャンスは今はない」

■アスレチックス 3ー1 エンゼルス(日本時間4日・アナハイム)

 悲壮感たっぷりだった。エンゼルス・大谷翔平投手の囲み取材は、クラブハウス前の薄暗い通路で行われた。6回途中7安打3失点。104年ぶりの偉業はおろか、自己ワースト3連敗で7敗目を喫した。衝撃的な反省の弁を並べた。

「(10勝お預けの)もどかしさはもちろんありますし、チームも負けている。3点取られたら、なかなか勝つチャンスは今はないかなと思います。先制点を取られたら、なかなか厳しい展開になってしまう。先制点をあげないことが一番かなと思います」

「(3回)1死二、三塁ですかね。あそこでゲーム自体は決まったのかなと結果的に見えるので。自分があそこでしっかり打っていれば、勝てましたし、あそこで打てなかったのが敗因かなと思います」

 投手で3失点、打者では序盤のチャンス凡退がチームの致命傷になるって……。一体どんな窮屈な野球なのか。

 7分30秒の囲み取材は、泣けてくるような言葉の連続だった。トレード期限の2日(同3日)に先発シンダーガード、守護神イグレシアス、マーシュと主力3選手をトレード放出。地区4位に沈むチームは、再建モードに突入した。二刀流でフル回転してもチーム戦績に結びつかない。昨季終盤の“勝ちたい発言”に続いて、今年も胸中を吐露した。

「まだまだ続いていく野球人生なので1試合1試合集中して」

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