つば九郎が「史上1羽目」2000試合出場 コロナ感染&雨天中止で2度“お預け”も達成

巨人戦で主催2000試合出場を達成したヤクルトのマスコット・つば九郎【写真:小林靖】
巨人戦で主催2000試合出場を達成したヤクルトのマスコット・つば九郎【写真:小林靖】

94年4月9日の阪神戦で初出場、今年4月に濃厚接触者疑いで連続出場は止まる

■ヤクルト ー 巨人(5日・神宮)

 ヤクルトの球団マスコット・つば九郎が5日、本拠地の神宮球場で行われた巨人戦で主催2000試合出場を達成した。目前に迫った7月26日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けて2日の中日戦を欠場、4日の同戦は雨天中止で2度のお預けとなったが、5回裏終了の試合成立を持って達成。花火が打ち上げられる中、軽トラックの荷台に乗って球場を一周した。

 大記録目前で2度のハプニングに見舞われた。26日にスクリーニングのPCR検査で新型コロナウイルス陽性判定を受け、2日の中日戦を欠場。4日の中日戦は雨天中止になり、自身のブログを「ばかやろー。」とのタイトルで更新。「せっかくのおめでたいひ、りーちいっぱつで、つもりたかった。やっぱりもってないのかな。。。さいきんながれないね。」と綴っていた。

 これによって5日の試合前に行われた「つば九郎主催2000試合出場 公式記者会見」がまさかの“フライング会見”になるなどの影響も受けた。しかし、「つば九郎DAY2022 -2000th GAMES-」として行われている巨人との3連戦初日の5日、5回裏終了で無事に試合が成立して達成となった。

 5回裏が終わるとスコアボードには「史上1羽目 主催2000試合出場達成 2896 つば九郎」の文字が映し出された。さらには巨人の球団マスコット・ジャビットから記念ボードを渡されるサプライズ演出もあった。大記録を祝うように花火が打ち上げられる中、軽トラックの荷台に乗って球場を一周。恒例の“空中くるりんぱ”はお約束の失敗に終わった。

 ヤクルトの公式ホームページによると、1994年4月9日の阪神戦(神宮)で初出場。2008年7月10日の横浜戦(神宮)で主催1000試合連続出場、2015年6月27日の巨人戦(静岡)で主催1500試合連続出場を達成していた。今年4月22日からの阪神3連戦(神宮)を濃厚接触者疑いに該当すると判断されて欠場したため連続出場は止まってしまったが、ついに2000試合に到達した。

【実際の様子】ジャビットからのサプライズに泣いてる!? 花火が上がる中、球場を一周して“空中くるりんぱ”に挑むつば九郎

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