大谷翔平は記録樹立も…エンゼルスは不名誉記録 皮肉な“ねじれ”が象徴する悲劇

1試合2本塁打をマークしたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
1試合2本塁打をマークしたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

1シーズンのマルチ本塁打5度はトラウト以来球団7人目の記録も…

■アスレチックス 8ー7 エンゼルス(日本時間5日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、本拠地でのアスレチックス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、1試合2本塁打をマークした。1シーズンで5度目のマルチ本塁打は、2015年のマイク・トラウト外野手以来で球団史上7人目の記録。ただ、チームはまさかの不名誉記録を樹立する“皮肉”が生まれた。

 大谷は初回に逆方向へ先制の23号ソロ。7回には、見逃せばボールの悪球を仕留めて右翼スタンドに24号ソロを運んだ。チームもスズキ、ウォード、アデル、ウォルシュ、モニアクと次々とアーチを架け、メジャータイ記録の1試合ソロ7発。ただ、全てがソロという珍事と“投壊”も相まって敗戦した。

 米データサイト「STATS Perform」の公式アカウント「Stats By STATS」は「エンゼルスは1試合でソロ7本塁打を放ち、それ以外の得点を決めなかったMLB史上初のチーム」と紹介。さらに「7本塁打を決めて試合に負けた史上6番目のチームでもある」と添えた。

 全てソロだったとはいえ、7発放っても勝てない。主砲の大谷が2発打っても足りない。チームは2連敗で借金は今季ワーストの17に。大谷とチームの“記録のねじれ”が、今の窮状を物語っている。

(Full-Count編集部)

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