トレードの目玉ソトは670億円の契約結ぶ? “MLB史上最高額”が現実的な4つの理由

パドレスのフアン・ソト【写真:ロイター】
パドレスのフアン・ソト【写真:ロイター】

CBSスポーツが5億ドル契約を結べるであろう“4つの理由”を示した

 今夏のトレード市場で最大の目玉だったフアン・ソト外野手はナショナルズからパドレスに移籍した。7月にナショナルズから15年総額4億4000万ドル(約590億円)という残留オファーを受けたものの断ったと伝えられている23歳は今後、史上初の5億ドル(約670億円)契約を結ぶ可能性があるのか。米メディア「CBSスポーツ」は史上空前の金額に届くであろう“4つの理由”を示している。

 記事が示す1つ目の理由は、打者としての優秀さだ。ソトは3日(日本時間4日)に本拠地で行われたロッキーズ戦でパドレスの一員として初出場。3打数1安打2四球だった。今季成績は2球団併せて打率.249、21本塁打、出塁率.410。2018年にメジャーデビューして以降、出塁率は毎年4割以上をマークしている。球場や所属リーグの影響を加味したOPS+で、ソトは23歳以下で500試合以上プレーした選手の中ではMLB史上4番目に高く、ソトより上位で殿堂入りしていないのはエンゼルスのマイク・トラウト外野手だけだという。

 群を抜くコンタクト技術と選球眼から、打者として今後、円熟味を増していくとみられる。三振より四球が多いパワーヒッターで、真の中軸打者に求められるのはパワーと忍耐力。言い換えれば高い長打力と出塁率だろうと指摘。その点では現役選手の中でソトの右に出る者はいない。しかも怪我が少ないと絶賛している。

 2つ目は年齢。1998年10月25日生まれのソトは、19歳207日の若さで2018年にMLBデビューした。今季中に契約延長すれば23歳、オフだとしても24歳でのことになる。契約延長を避けたとしても26歳でFAになる。

過去の契約総額トップ4はいずれも“契約延長”で1位はトラウト

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY