154キロのスライダーは「意味不明」 デグロムがダルビッシュ超え奪三振記録を更新

ブレーブス戦に先発したメッツのジェイコブ・デグロム【写真:ロイター】
ブレーブス戦に先発したメッツのジェイコブ・デグロム【写真:ロイター】

200試合の登板でダルビッシュを超える1523三振を奪ったデグロム

■メッツ 5ー2 ブレーブス(日本時間8日・ニューヨーク)

 メッツのジェイコブ・デグロム投手が7日(日本時間8日)、本拠地でのブレーブス戦に先発し、6回途中1安打2失点12奪三振と好投した。通算200登板での奪三振を1523に伸ばし、ダルビッシュ有投手(パドレス)がマークした1517奪三振を更新する最多記録となった。

 メジャー最強右腕のデグロムが驚異の投球を披露した。初回いきなり150キロを超えるスライダーで2つの三振を奪った。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、ライリーのバットに空を斬らせた95.7マイル(約154キロ)は、スタットキャストが導入された2015年以降で先発投手が三振を奪った最速のスライダーだったという。4回までに8つの三振を奪い、ダルビッシュの記録を塗り替えた。

 デグロムは6回2死までパーフェクト投球を継続していたが、エドリアンザに四球を与えて完全はストップ。続くスワンソンに2ランを浴びてノーヒットも途切れたところで降板となった。それでも6回途中1安打2失点の好投で、今季初勝利をマークした。

「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏はこのデグロムの150キロ台半ばのスライダーをツイッターで紹介。「常軌を逸した2球連続スライダー」と綴ると、ファンも「不公平」「これは合法じゃない」「人間じゃない」「意味不明」「スライダーがこんなに速いはずがない」と驚愕していた。

【実際の映像】154キロのスライダーは「意味不明」 デグロムが投じた驚愕の“魔球”の映像

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