72歳まで毎年1億6000万円支払い “悪名高き”伝説の契約書が約2430万円で落札

メッツ時代のボビー・ボニーヤ氏【写真:Getty Images】
メッツ時代のボビー・ボニーヤ氏【写真:Getty Images】

メッツとボニーヤ氏が結んだ契約の契約書がオークションに出品

 72歳になる2035年まで毎年7月1日に119万ドル(約1億6000万円)が支払われるメジャーリーグの“悪名高き”契約をご存知だろうか。1980年代後半からパイレーツやマーリンズなど8球団でプレーしたボビー・ボニーヤ氏がメッツと結んだ契約で、その時の契約書の補遺がこのほどオークションに出品され、18万ドル(約2430万円)で落札された。米スポーツ専門局「ESPN」が伝えている。

 ボニーヤ氏は1年590万ドル(約8億円)を残してメッツから放出され、2000年にブレーブスへ。当時メッツのオーナーだったフレッド・ウィルポン氏はボニーヤに対し、投資絡みの経営戦略により、この590万ドルを支払う代わりに年率8%の金利を乗せ、2011年から25年間、120万ドル(約1億6200万円)を支払うことを提案。双方は合意し、その結果、ボニーヤは72歳までに計約2975万ドル(約40億2000万円)を受け取ることになった。今でもこの契約は続いており、支払いが行われる毎年7月1日(日本時間2日)は、米球界では「ボニー・ボニーヤ・デー」として知られている。

 落札者はボニーヤ氏、そしてこの契約を仲介したボニーヤ氏の代理人であるデニス・ギルバート氏とオンラインで通話できる権利を得る。また、ボニーヤ氏のサイン入りボール、試合で使用したバット、契約書のNFTも手に入れることができる。また、ESPNによると、ボニーヤ氏とニューヨークで1日を一緒に過ごすこともできるという。

【実際の写真】72歳まで毎年1億6000万円を支払う… 2430万円で落札された“伝説の契約書”

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