ダルビッシュ「0点に抑えたかった」 6回2失点好投も同地区ライバルに敗れ悔しさ露わ

ドジャース戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

宿敵ドジャースに3連敗「今日はどうしてもみんな勝ちたい試合だった」

■ドジャース 4ー0 パドレス(日本時間8日・ロサンゼルス)

 パドレスのダルビッシュ有投手は7日(日本時間8日)、敵地でのドジャース戦に先発して5敗目を喫した。この日が日米通算400試合目の節目の登板となった右腕は3回にソロを浴びるなど2失点。6回まで2失点と好投したものの、味方の援護なく敗れ、試合後は「0点に抑えたかったというのはあります」と悔しさを滲ませた。

 ナ・リーグ西地区で2位につけるパドレス。同地区の首位・ドジャースとの直接対決だけに、どうしても勝ちたい一戦だった。初回、2回と無失点に抑えたダルビッシュだったが、3回1死からベリンジャーにソロを被弾。続くベッツに二塁打を許すと、フリーマンに左前適時打を浴びて2点目を奪われた。6回を投げて6安打2失点。2点ビハインドのまま降板した。

 6回2失点と今季17度目のクオリティスタートを達成し、先発投手としての役割は果たしたものの、試合後は悔しそうに「今日はどうしてもみんな勝ちたい試合だった。ゲームは作っているというか、近い点数で降りてはいますけど、0点に抑えたかった」とコメント。チームはドジャースに3連戦3連敗を喫して、その差を広げられてしまった。

 今夏のトレード市場で、目玉のフアン・ソト外野手を獲得するなど大型補強を敢行し、ドジャース追撃とプレーオフ進出に“本気度”を示しているパドレス。ドジャースとの差を見せつけられる3連敗にダルビッシュは「1つ1つのプレーにずっと集中している。何をしなきゃいけないか分かっているのがドジャース」と、かつて自身も在籍したライバルの強さを認めた。

 この日が日米通算400試合目の節目のマウンドだったものの、残念ながら黒星となったダルビッシュ。ドジャースとの差は15.5ゲーム差に広げられた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY