大谷翔平、104年ぶり偉業達成へ 追い風となりそうなエ軍リリーフ陣の好調ぶり

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

エンゼルスのリリーフ陣は8月に入って防御率1.50と安定

 エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地でのアスレチックス戦を44試合ぶりに欠場した。代打での登板もなく、9日(同10日)の同戦で予定されている先発登板に向けて休養日に。大谷不在のエンゼルスだったが、先発のスアレスが7回2安打無失点と好投するなど、1-0で勝利した。

 大谷にとっては9日(同10日)に予定されている今季19試合目の先発登板に向けてコンディションを整える1日になった。8日(同9日)のマリナーズ戦で相手投手と交錯し、踏まれた左足甲も問題なし。この日はブルペンでの投球練習も行い、1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業へと備えた。

 偉業に王手をかけてから3試合足踏みの続いている大谷。9勝目をマークした7月13日(同14日)のアストロズ戦以降は3連敗。好投しながらも、それが報われずに白星を逃す試合もあった。

 ただ、大谷にとっては頼もしいデータが偉業達成へ後押ししてくれそうだ。ここに来てエンゼルスの救援陣が好調なのだ。トレード市場で守護神のイグレシアスを放出にしたにも関わらず、8月に入ってからエンゼルスのリリーフ陣は計30イニングで5失点。防御率1.50と安定している。

 7月が85.1イニングで防御率4.43だったことを考えれば劇的な改善ぶりとなっている。投手個々で見ても、8日(同9日)の試合を締めたライアン・テペラは直近5試合無失点、左腕のアーロン・ループも8月の3試合は1本のヒットも許していない。アンドリュー・ワンツや右肩の故障から復帰したジミー・ハーゲットも8月は無失点投球を継続している。

 リリーフ陣が安定していれば、先発投手も安心感があるというもの。104年ぶりの偉業達成へ。救援陣の後押しが期待できそうな今、求められるのはエンゼルス打線の援護と言えそうだ。

(Full-Count編集部)

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