ヤ軍で居場所失った大砲、元エ軍右腕は「成果を上げる必要」…新天地で正念場の男たち

ドジャースのジョーイ・ギャロ【写真:Getty Images】
ドジャースのジョーイ・ギャロ【写真:Getty Images】

シンダーガードはフィリーズへ、ギャロはドジャースに移籍した

 今夏のトレード市場で移籍した選手の中には、今季序盤で思うような成績を残せなかった選手も少なくない。米メディア「ブリーチャー・レポート」は残りのレギュラーシーズンで力を証明しなければいけない選手として、エンゼルスからフィリーズに移籍したノア・シンダーガード投手、ヤンキースからドジャースに移ったジョーイ・ギャロ外野手をあげている。

 シンダーガードは昨年オフにメッツからFAとなり1年2100万ドル(約28億円)でエンゼルスへ。5勝8敗、防御率3.83の成績に終わりフィリーズへ移籍となった。メッツ時代の2020年に右肘のトミー・ジョン手術を受け全休、昨年は2試合登板にとどまっただけに「今年は勝負の年」だったが、エンゼルスでの成績では4年1億ドル(約135億円)のような契約を結べるか「不明だ」と記事は指摘する。

 新天地のフィリーズで「さらに成果を上げる必要がある」とし、重要なのは古巣メッツ戦になると予測。登板機会があった場合に「7回を1失点6奪三振程度の活躍をすれば長期契約もありえる」としている。

 昨季途中にレンジャーズからヤンキースに移籍したギャロは今季、82試合で打率.159、12本塁打、24打点と低迷。ドジャースへ移籍となった。2015年から昨年途中まで在籍したレンジャーズでは2017年に41本塁打、2018年に40本塁打を放つなど計170本塁打をマークした実績がある。

 レンジャーズ時代と同じような働きをヤンキースでもできていれば、今オフにFAになった時に「大金持ちになっていただろう」と記事は解説。年間40発程度の活躍を見せていれば、「28歳のスラッガーに6年1億4000万ドル(約189億円)程度を支払う球団があったのは確実だっただろう」としている。

 ドジャースで復活し、年間1000万ドル(約13億5000万円)以上の複数年契約を結ぶ価値がまだ残っていると証明できるか。それとも新天地でも絶望的な打撃で「レッズやタイガースあたりと1年700万ドル(約9億4000万円)というような契約をするのか?」と記事は伝える。ドジャースでの働きはその後の野球人生に大きな影響を与えそうだ。

(Full-Count編集部)

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