大谷翔平、ベーブ・ルース寄せ付けない“もう1つの偉業” HR&奪三振で異次元ぶり

アスレチックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
アスレチックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

同一シーズンで25HR以上、150K以上は史上2度…いずれも大谷が達成

■エンゼルス 5ー1 アスレチックス(日本時間10日・オークランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地でのアスレチックス戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場し、6回5奪三振3四球、4安打無失点の好投でメジャー自身初の10勝目を挙げた。両リーグでは、1918年ベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来104年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打に到達。さらに“本塁打と奪三振”では、ルースも寄せ付けない前人未踏の記録をマークした。

 1点リードの3回先頭・ブライドを空振り三振に仕留め、日米通算1000奪三振(NPBで624K、MLBで376K)をマーク。プロ通算10年目での大台到達となった。直後の2死一、三塁では、強烈なピッチャー返しが左足に直撃。苦悶の表情で左足を引きずってダグアウトへ戻るも続投した。5回1死ではアレンから空振り三振を奪って通算157奪三振。キャリアハイをマークした。

 打席では、7回先頭で5試合ぶりの25号ソロ。メジャー通算118本塁打とし、イチローを抜いて日本人歴代2位に浮上した。自身にとっては、メジャー通算“100人斬り”の節目にも。自らを援護する豪快アーチでリードを広げると、8回の打席は大事をとって代打が送られ途中交代。敵地のスタンドからはブーイングが起きた。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、同一シーズンで25本塁打以上を放ち、150奪三振以上をマークしたのは史上2度のみ。2021年の大谷と2022年の大谷だけだ。ルースでさえも、29本塁打を打った1919年にマークした奪三振数は「30」。次元の違う二刀流ぶりを見せつける“快記録”を打ち立てた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY