大谷翔平の「歴史的な夜」 敵地メディアも脱帽の二刀流「オオタニをフル体験」

敵地でのアスレチックス戦で10勝目をマークしたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
敵地でのアスレチックス戦で10勝目をマークしたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

敵軍放送局「今夜はショウヘイ・オオタニのショーだった」

■エンゼルス 5ー1 アスレチックス(日本時間10日・オークランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地でのアスレチックス戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場し、6回無失点でメジャー自身初の10勝目をマークした。両リーグでは、1918年のベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来、104年ぶりの“2桁勝利&2桁本塁打”を達成。大偉業に、アスレチックス放送局「NBCスポーツ・カリフォルニア」も「マウンドと打席の両方で、コロシアムにおいて今夜はショウヘイ・オオタニのショーだった」と伝えた。

 同局がツイートで引用した「NBCスポーツ・ベイエリア」の記事では、「アスレチックスにとって不幸なことに、オークランド・コロシアムでショウヘイ・オオタニをフル体験した」と衝撃を表現。1点リードの3回に、打球速度101.8マイル(約163.8キロ)のピッチャー返しが左足を直撃するアクシデントがありながら、不屈の続投。6回までマウンドに仁王立ちしただけでなく、バットでも7回に25号ソロを放ち、まさに余すところなく二刀流を体感した試合だった。

 時代をこえた偉業は、もはや敵味方関係なかった。大谷はソロを放った際には、敵地にも関わらず観客がほぼ総立ち状態に。記事でも「オオタニの歴史的な夜がコロシアムの主役を奪った」と強調。投げて、打って、歴史を塗り替え続ける大谷らしさが凝縮されたオークランドの夜だった。

(Full-Count編集部)

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