大谷翔平を「トレードする最高のチャンスを失った」 米メディア指摘「現実に直面」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

8月のトレード期限前の放出がささやかれていたが結局残留した

 今季のエンゼルス残留が決まった大谷翔平投手だが、このオフも去就問題は騒がしいことになりそうだ。米メディア「ニューヨーク・ポスト」はジョン・ヘイマン記者の「エンゼルスはショウヘイ・オオタニをトレードする最高のチャンスを失った」という記事を紹介した。

 来オフでエンゼルスとの契約が切れる大谷は、8月のトレード期限前の放出がささやかれたものの、結局残留。同メディアは「優勝争いのチームではないエンゼルスは、ノア・シンダーガードとライセル・イグレシアスをトレードで放出したが、すぐに現実に直面することになる。ショウヘイ・オオタニを長期間キープする可能性は乏しく思える」と見通しを述べた。

 2年連続で“MVP級”の活躍を続ける大谷。「2024年のFAで初の5000万ドルか、それ以上の選手になることを求めるという噂だ」という。それでも、大谷の偉業を考えれば「球界で最高額を得る選手に相応しい。真の三拍子(打撃、投球、マーケティング)揃った選手だ」と最大級の評価をしている。

 しかし「一方でエンゼルスがファームシステムを補充する最大のチャンスは過ぎ去ってしまった。半分以上のチームがオオタニをチェックし、その全てが二刀流のメガスターを1年半確保するためにトッププロスペクトを放出することをいとわない。しかしエンゼルスのアート・モレノオーナーが断固として止めさせたため、交渉は進まなかった」と説明。大谷のトレード交渉は、ほぼ始まる前に中断されてしまうものだった。

遠いプレーオフ圏内…「オオタニは勝つことを求めている」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY