DeNAは“奇跡への扉”を開けるか 最大17.5差→7ゲームに縮め燕と直接対決3連戦へ

阪神戦に先発し4勝目を挙げたDeNA・石田健大【写真:宮脇広久】
阪神戦に先発し4勝目を挙げたDeNA・石田健大【写真:宮脇広久】

石田が7回4安打1失点で今季4勝目

■DeNA 4ー1 阪神(11日・横浜)

 DeNAは11日、本拠地・横浜スタジアムで行われた阪神戦に4-1で勝ち、このカード3連勝。リーグ2位の座を堅持するとともに、7月3日には今季最大の17.5ゲームだった首位ヤクルトの差を、39日間で7ゲームに縮めた。12日からは敵地・神宮球場で、そのヤクルトとの直接対決3連戦に臨む。結果しだいでは奇跡の逆転優勝へ、可能性の扉が開く。

 初回の守りは、大荒れだった。先発の左腕・石田健大投手は1死から山本に左前打、続くロドリゲスには死球を与え一、二塁。4番・佐藤輝を投ゴロに仕留めるも、二塁送球が高く浮き、併殺を取れなかった。続く糸原への初球が暴投となり、みすみす先制点を献上した。

 しかし2回以降は一変。持ち味の緩急を使って連打を許さず、6回には先頭の島田に中前打を浴びたが、続く山本、ロドリゲス、佐藤輝を3者連続三振に仕留めた。佐藤輝にはフルカウントから外角低めのカットボールを振らせた。三浦大輔監督は「自分のボールを信じ、捕手の嶺井のリードを信じて、大胆に攻めたと思います」と称えた。

 石田は7回までに今季自己最多の102球を投げ、4安打1失点の粘投。これに味方打線が応えないはずがない。4回には佐野が同点ソロ。8回には嶺井の勝ち越し2ランなどで3点を奪い、石田に今季4勝目を付けた。

先発投手陣に生まれつつある相乗効果

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