救援投手初の134億円契約なるか、ヤ軍で復活した36歳は… 評価“爆上げ”選手に注目

ヤンキースのマット・カーペンター(左)とメッツのエドウィン・ディアス【写真:ロイター】
ヤンキースのマット・カーペンター(左)とメッツのエドウィン・ディアス【写真:ロイター】

メッツのディアス、ブレーブスのスワンソンは今オフに初のFAとなる

 メジャーリーグのレギュラーシーズンは残り2か月を切った。ここまでの戦いの中で活躍し、一気に評価を高めた選手も少なくない。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は今季の活躍で評価を上げ、このオフに“良い契約”が見込まれる選手を特集。メッツの守護神エドウィン・ディアス投手やブレーブスのダンズビー・スワンソン内野手、今季途中にヤンキースに加入したマット・カーペンター内野手らをあげている。

 ディアスは今季ここまで、47試合で2勝1敗、27セーブ、防御率1.33をマーク。28歳右腕について「既に最も圧倒的な救援投手の1人であり、キャリア最高のシーズンを送っている。近年の救援投手の中で最も支配的なパフォーマンスの一つと言えるだろう」と記事は称賛している。救援投手ではヤンキースのアロルディス・チャップマンが2017年開幕前に結んだ5年8600万ドル(約115億円)がこれまでの最高額。今季は年俸は1020万ドル(約13億6800万円)で、「ディアスは球界初の1億ドルの救援投手になれるだろうか?」としている。

 28歳のスワンソンはここまで118試合出場で打率.294(459打数135安打)、16本塁打64打点をマーク。「キャリア最高のシーズンを送っており、今オフのFAの上位に躍り出た」と記事は指摘する。今季WARは4.2で、遊撃手ではフランシスコ・リンドーア(メッツ)の4.6に次ぐ数字で「間違いなく“株価”を押し上げた」とし、「年齢とバランスの取れたスキルセットを考えると、1億ドル(約134億円)を超える契約に手が届く可能性は十分にある」と予測している。スワンソンの今季年俸は1000万ドル(約13億4000万円)で、オフに自身初のFAとなる。

 36歳のカーペンターは昨年までカージナルスに在籍し、オールスターにも3度選出された。今季開幕はレンジャーズのマイナーで迎え、5月中旬に退団。直後に契約したヤンキースで47試合出場、打率.305(128打数39安打)15本塁打、OPS1.139の活躍を見せている。今月9日に左足甲骨折で負傷者リスト(IL)入りしたが、「彼はブロンクスで第2の人生を見つけた。この活躍により、今オフに少なくともメジャー契約を得ることは確実だ」と伝えている。

(Full-Count編集部)

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