西武・内海哲也、引退発表後初1軍登板 1安打許すも無失点、ファンは大きな拍手

引退発表後初の1軍のマウンドに上がった西武・内海哲也【写真:荒川祐史】
引退発表後初の1軍のマウンドに上がった西武・内海哲也【写真:荒川祐史】

17日のソフトバンク戦で2点ビハインドの8回に登板

■ソフトバンク 5ー3 西武(17日・ベルーナドーム)

 今季限りでの現役引退を発表した西武の内海哲也投手が17日、本拠地ベルーナドームで行われたソフトバンク戦で引退発表後初の1軍のマウンドに上がった。2点ビハインドの8回に中継ぎとして登板した。

 先頭の中村晃を投ゴロに打ち取って1つ目のアウトを取ると、続く三森はインコースへのカーブで見逃し三振に。代打で登場した松田には三塁内野安打を許したが、甲斐を三ゴロに打ち取って無失点。最速は139キロながら、緩急織り交ぜた巧みな投球で、通算333試合目で1イニングを抑えた。

 2003年ドラフトの自由獲得枠で東京ガスから巨人に入団した内海。3年目の2006年に12勝を挙げて頭角を現し、18勝の2011年と15勝の2012年に最多勝に輝いた。日本一になった2012年には日本シリーズMVPを獲得した。

 2013年に13勝を挙げて以降は度重なる故障に泣かされ、2018年オフには炭谷銀仁朗捕手の人的補償で西武に移籍。今季から投手コーチも兼任し、1軍ではここまで2試合に先発して0勝1敗、防御率3.72だった。

 12日に1軍に昇格し、16日に現役引退を発表。1軍のマウンドは5月21日の日本ハム戦(札幌D)以来、88日ぶり。引退発表後初の1軍マウンドということでファンの大きな拍手を浴びてマウンドに上がった。

【動画を見る】これぞベテランの投球術…引退発表した内海の投球にスタンドから大きな拍手

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY