日本ハムは楽天に「なーんか勝てん」 打球尻直撃&フェンス挟まる珍事続きも相性悪さ?

日本ハム・新庄剛志監督【写真:町田利衣】
日本ハム・新庄剛志監督【写真:町田利衣】

楽天戦は5勝13敗となり負け越しが決定した

■楽天 8ー2 日本ハム(17日・札幌ドーム)

 日本ハムは17日、札幌ドームで行われた楽天戦に2-8で敗れ、2連敗を喫した。楽天戦はこれで5勝13敗と8もの借金を抱え、早くもカード負け越しが決定。相性の悪さを象徴するように、驚くような珍事続きで流れを引き寄せられなかった。

 楽天になぜか勝てない。思いがけないハプニングまで起きてしまう。1-2の3回1死一、二塁。今川の左翼線への打球に、二塁走者の松本剛と一塁走者の今川が一気に本塁へ還ってきた。2点を奪って逆転に成功……と思われたが、審判団が協議。打球がフェンスに挟まったため二塁打となり、得点は1点のみしか認められず、同点の走者二、三塁で試合は再開された。新庄剛志監督も思わず首をかしげる事態だった。

 初回には1死二塁から近藤の中前適時打で先制。辛島をさらに攻め立てたかったところだが、続く野村の打席で1ボール1ストライクからの3球目、野村のたたきつけた打球はスタートを切っていた近藤の尻付近に当たった(野村の記録は内野安打)。まさかの出来事で走者は進めず、この回は1点どまりだった。

 これが相性の悪さなのか。16日の試合後には「なーんか(楽天に)勝てんね。全然歯が立たないわけじゃないけど。なんでだろう。やっぱ強いということですかね。何か方法を考えないと」と話していたビッグボス。なぜか勝てない……。そんな現状を象徴するかのような一戦だった。

 この日は先発の上原が5回途中3失点と安定感を欠き、古川侑、望月の救援陣も流れを止められず、テンポの悪い投球となってしまった。試合後、広報を通じて「明日は楽しいゲームができるようにする」と伝言を残した指揮官。悪循環を打ち破ることはできるだろうか。

(町田利衣 / Rie Machida)

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