大谷翔平は年間70発男より「上」 両者を見た名伯楽が比較「成長の余地がたくさん」

Full-Countの取材に応じたエンゼルスのマイク・ガイエゴ三塁コーチ【写真:盆子原浩二】
Full-Countの取材に応じたエンゼルスのマイク・ガイエゴ三塁コーチ【写真:盆子原浩二】

ガイエゴ三塁コーチはアスレチックスでマグワイア&カンセコの同僚だった

 エンゼルスのマイク・ガイエゴ三塁コーチがFull-Countの取材に応じ、大谷翔平投手について言及。61歳の名伯楽は現役時代に一緒にプレーしたマーク・マグワイアやホセ・カンセコと比較して、スピードは「格段上」、逆方向に飛ばすパワーは「上」と評価し、「まだ成長の余地がたくさんある」とさらなる進化を予測している。

 ガイエゴ氏は1985年からメジャーで13年間プレー。通算1111試合に出場し、アスレチックス在籍時は、通算583本塁打を誇り年間70本塁打を1998年にマークしたマグワイアや同462本塁打のカンセコとも一緒にプレーした。引退後はロッキーズやアスレチックスでコーチを歴任し、2019年にエンゼルスに。三塁コーチ、フィールド・コーディネーターを経て今季途中にフィル・ネビン三塁コーチが監督代行を務めるのと同時に再び三塁コーチに戻った。

 アスレチックスでは1988~1990年に3年連続でワールドシリーズに出場。大地震に見舞われた1989年に世界一に輝いている。「チームの一員でいられたのは特別なこと。3年連続ワールドシリーズに進出できたことは一生忘れない」と当時を振り返る。

 そんな百戦錬磨のガイエゴ氏にとっても大谷は特別な存在のようだ。「最も感心するのは野球への愛だ。彼は野球に強い関心があり、野球に注目している。野球を理解していて、しっかりプレーするし、周囲にもそういうレベルのプレーを期待する。チームやチームメートが正しいやり方で野球をすることに期待している」と述べ、「とても負けず嫌いだ。彼を見ていると、昔の選手たちを思い出す。彼は私が今まで見てきた中で屈指の選手だ」と続けた。

 ガイエゴ氏の目から見ても、マグワイアやカンセコに勝るとも劣らないという。「とても似ている。スピードはオオタニの方が格段に上だ。彼は100マイル(約161キロ)を投げ、速度100マイルの打球も飛ばす。見事だ。打球の飛距離では彼らに似ているが、逆方向へのパワーはオオタニのほうが上だと思う。マグワイアとカンセコもパワーがあったが、オオタニの逆方向への打球は少し上だと思う」。スピードは2人を圧倒し、中堅から左方向にも飛距離を出すパワーも2人を上回ると評している。

 しかも、まだ発展途上だと指摘する。「まだ少年だと思う。成長の余地がたくさんある。彼は学ぶことを恐れない。注意を払うし情報を欲しがる。見ていて楽しい存在だ」。歩みを止めない二刀流を温かい目で見守っている。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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