「1番打者の役割って大きい」 辻監督も激賞、チームを引っ張る“新リードオフマン”

西武・外崎修汰【写真:小林靖】
西武・外崎修汰【写真:小林靖】

辻監督「初回に1本出ればチームは“行ける”」となる

 首位を走る西武の“懸案”である1番打者に、外崎修汰内野手が定着しつつある。最近19試合連続で務め、チームはその間11勝7敗1分(勝率.611)。チームは16日から18日まで本拠地ベルーナドームで行われた2位ソフトバンクとの“首位攻防3連戦”に2勝1敗で勝ち越し、ゲーム差を2.5に広げた。3年ぶりのリーグ制覇が日々現実味を帯びている。

 西武は18日の試合で先発の松本が初回に2失点。2死三塁から柳田が打ち上げた打球は平凡な左飛に見えたが、左翼手の若林打球を見失い先制二塁打に。続くデスパイネにも左前適時打を浴び、いきなり2点のビハインドを背負った。

 それでもその裏、1番・外崎は相手先発の東浜に対し、カウント3-1からど真ん中に来た147キロのストレートを逃さず、中越え二塁打を放つ。2番・源田も左前打で続き、3番・森の二ゴロの間に外崎が生還。この回一気に5点を挙げる口火となった。

 辻発彦監督は外崎の働きを絶賛。「初回に嫌な点の取られ方をしたが、その裏に1点でも取れれば展開は変わると思っていたところで、外崎のツーベース。やはり1番打者の役割って大きいですよ。よーいドンで出塁できるかできないか。他の打席で打てなくても、初回にヒットが1本カーンと出れば、チームは“行ける”という気持ちになれますから」と称えた。

 ちなみに、西武黄金時代後期の1990年代前半、外崎と同じく「1番・二塁」を務め、同じ背番号5を付けていたのは、他ならぬ辻監督自身である。

 外崎は2回にも、1死から左中間フェンス直撃の二塁打を放ち、源田の中前適時打で生還。4回1死一、三塁のチャンスには右犠飛を打ち上げた。終わってみればチームは8-5で快勝し、外崎は4打数2安打1打点だった。

西武は今季13人を1番で起用も…7月24日から外崎に固定

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY