侍U-18高校代表に近江・山田、高松商・浅野ら20人選出 “馬淵JAPAN”で悲願の世界一へ

近江・山田陽翔(左)と高松商・浅野翔吾【写真:上野明洸、喜岡桜】
近江・山田陽翔(左)と高松商・浅野翔吾【写真:上野明洸、喜岡桜】

優勝した仙台育英からは古川翼投手が唯一の選出

 NPBエンタープライズは22日、9月9日に開幕する「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(米フロリダ州ブラデントン)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」U-18代表のメンバー20人を発表した。近江(滋賀)の山田陽翔投手(3年)、高松商(香川)の浅野翔吾外野手(3年)ら夏の甲子園を沸かせたメンバーが中心に選出された。優勝した仙台育英(宮城)からは、左腕の古川翼投手(3年)がただ一人選出された。

 代表監督を務めるのは明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督。3月に第1次候補を発表した時には「投手を中心とした堅い守りで失点を最小限にし、機動力と小技で少ないチャンスを得点に結びつける野球を目指します」とコメントしており、“馬淵野球”を体現できるメンバー選考となった。

 今大会、山田は「4番・エース」として全5試合に先発。投げては4勝、防御率3.55、51奪三振をマーク。打っても打率.400、1本塁打9打点の活躍。浅野も「1番・中堅」で3試合に出場し、打率.700、3本塁打6打点の大暴れでチームをベスト8に導いた。決勝まで進んだ下関国際(山口)からも仲井慎内野手(3年)が選ばれた。

 その他には今春の選抜で優勝した大阪桐蔭・松尾汐恩捕手(3年)、海老根優大外野手(3年)らも選出。今夏の甲子園に出場してない学校からは履正社(大阪)の光弘帆高内野手(3年)、広陵(広島)の内海優太内野手(3年)の2人が代表入りを果たした。

【一覧】近江・山田、高松商・浅野ら甲子園を沸かせた逸材も多く選出 侍U-18高校代表の精鋭20選手

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