初VへU-18メンバー発表 佐々木朗、奥川ら“最強投手陣”も5位、前回大会メンバーの今
2019年大会は佐々木朗、奥川、宮城のほかに西純、林らも注目を集めた
9月9日に開幕する「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(米フロリダ州ブラデントン)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」U-18代表のメンバー20人が22日に発表された。明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督が率い、甲子園を沸かせたメンバーが中心となる。2019年の前回大会では佐々木朗希投手ら強力な投手陣を揃えたが5位。約3年が経過した今、メンバー20選手がどうなっているのか紹介したい(8月22日現在)。
投手陣は9人中、6人がプロ野球の世界に進んだ。ロッテの佐々木朗希投手は今季、NPB史上最年少で完全試合を達成するなどスーパースターの道を歩んでいる。ヤクルトの奥川恭伸投手は昨季、チームトップタイの9勝を挙げて佐々木朗よりも一足先にブレーク。今季は故障で1試合の登板にとどまっている。オリックスの宮城大弥投手は、昨季13勝で今季もすでに8勝の安定感で、この世代最多の22勝をマークしている。
阪神の西純矢投手も前述の3人に比べるとまだ実績は少ないが、エース候補と呼ぶにふさわしい活躍。5月18日のヤクルト戦(神宮)ではプロ初完投&初本塁打をマークした。社会人野球の西濃運輸に進んだ林優樹投手は7月の都市対抗野球に出場。初戦のENEOS戦で2回を投げて1失点だった。
捕手は山瀬慎之助(巨人)と水上桂(楽天)の2選手だった。山瀬は今季1軍で8試合に出場してプロ初安打もマークした。野手は9人中、5人がプロ入り。DeNAの森敬斗内野手は今季36試合に出場して打率.189、1本塁打、5盗塁の成績を残している。強肩を武器に守備ではすでに通用しており、レギュラー定着が待ち遠しい。中日の石川昂弥内野手もブレークが期待されたが、左膝前十字靱帯損傷でリハビリに励んでいる。
(Full-Count編集部)