「M-1にも出てみたいんです…」 大谷翔平の“同期”が思い描くセカンドキャリア

多岐にわたる活動の核にあるのは「きょうも笑おう。ねっ」

 代表を務める「カキシード」の登記は自身で行った。業務内容にもグッズ販売や野球指導など7、8つは書き込んだという。多岐にわたる現在の活動も、まとまりがないように見えて核がある。会社のWebサイトのトップに「よしっ。きょうも笑おう。ねっ。」と記している。笑顔を作り出していくことが新垣さんが自身に課した“任務”なのだ。

 そのために今は、プロまでキャリアを積んだ野球が“手段”となっている。ファンのためのグッズ販売や、収益をもとに少年野球の子どもたちにグラブをプレゼントする取り組みも、手にした人たちを笑顔にできるから。東芝の選手へのコーチングで気づきを与えるのも、同じく笑顔につながる。

「子どもたちにも、野球って楽しいんだと思ってほしいですね。勝ちにこだわるよりも、成長していくことが楽しいんだと」

 マジメに野球を語る新垣さんと、SNSではじけた姿を見せる新垣さん。どちらも本当の姿だ。今後の活動からも目を離せそうにない。

(羽鳥慶太 / Keita Hatori)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY