大谷翔平の来季年俸は41億円?トレード先はドジャース? 米メディアが可能性分析

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

今オフのトレードなら「対価はかなり少ないものになるだろう」

 エンゼルスは、球団売却を検討していることを23日(日本時間24日)に発表した。大谷翔平投手については、今オフのトレードの可能性が取りざたされるなど変わらず周辺は騒がしい。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は「新しいエンゼルスのオーナーのもとで、ショウヘイ・オオタニとマイク・トラウトをトレードする可能性を分析する」と題した記事を掲載した。

 米スポーツ局ESPNのバスター・オルニー氏の報道によると、エンゼルスの編成部門の総意としては、大谷を8月の期限前にトレードすることが球団の長期的な展望としては最善の行動だとされていた。しかしアート・モレノ球団オーナーが「それを阻止した」としている。

 同メディアは、大谷をトレードする絶好のタイミングはトレード期限の時だったとして「多くの球団がオオタニを保有する1.5年分のためにかなりの金額を払っていたことだろう」と分析。仮に今オフに大谷をトレードしたとしても、今年8月の期限の時にしていたよりも「対価はかなり少ないものになるだろう。彼はFAになるまでたった1年しかない」と述べた。

 大谷の来季年俸はまだ決まっていないため、オフの年俸調停では今季の550万ドル(約7億円)より「急増することは必至」だという。例として当時レッドソックスのムーキー・ベッツ(現ドジャース)を挙げ、2018年にMVP、2019年にMVP投票トップ10に入った後、2020年1月に年俸調停を回避して2700万ドル(約36億円)でレッドソックスと契約合意したことを紹介。「オオタニが2023年に3000万ドル(約41億円)を手にしても、何ら驚きはしない」と指摘した。

 トレード先の“候補”に挙げられたのがドジャースだ。デビッド・プライス、クレイトン・カーショー、クレイグ・キンブレル、トレイ・ターナーら主力選手たちが揃って今オフにFAとなる。そのため資金に余裕が生まれ、有望株も粒ぞろいだ。「彼ら(ドジャース)は来年、(有望株の)ディエゴ・カルタヤやボビー・ミラーらを放出したくないかもしれないが、エンゼルスはドジャースに(大谷トレードを)実行せざるをえない状況にするために、ヤンキース、レッドソックス、カブスにオオタニの名前をちらつかせることもできるだろう」と説明した。

(Full-Count編集部)

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