大谷翔平がいないとエンゼルスは売れない? 米番組が提案する“買収条件”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ドジャースもあるロサンゼルス「違いを生むのはショウヘイ・オオタニだ」

 エンゼルスの売却検討を巡り、米メディアでは様々な意見が交わされている。元ESPN番組司会者で、現在はテキサス州の副知事を務めるダン・パトリック氏は、自身のスポーツトークラジオ番組で“新オーナー”に私案をプレゼン。「大谷翔平がまだチームにいることを確認してから買う」と、残留が最低条件だと強調した。

 大谷の去就に関しては、すでにトレード候補先の具体名が出るなど注目が集まっているが、パトリック氏は「もし、私がエンゼルスを買うのだったら、オオタニを含めた販売価格にしてほしい」と指摘。大谷ありきで球団の金額を算出すべきとした上で「ショウヘイ・オオタニが絶対ほしい」と繰り返した。

 他スポーツのチームをはじめ、娯楽の多いロサンゼルスの地。「エンターテイメントビジネスの中で、エンゼルスはドジャースと渡り合わないといけない。ドジャースと競うときに、違いを生むのは、ショウヘイ・オオタニだ」と言う。加えて、いまだプレーオフを経験していない状況に触れ「彼に大舞台を踏ませないといけない。彼が意味のある試合でプレーしているのをみんなが見ることが出来るように」と述べた。

 近年低迷してきたエンゼルス。オーナーが変わることで「ついに希望が持てる状況になったかもしれない」とパトリック氏。「タイトルが取れるか否かは、アスリート次第であると思いがちだけど、オーナーシップ(の影響)も見過ごしてはいけない」と力を込める。

 その上で「私だったら、カリフォルニア・エンゼルスに名称を戻す」とチーム名を変更する必要性にも言及。NFLチームのペイトリオッツが、かつての「ボストン」から「ニューイングランド」に名称変更した例を挙げ「エンゼルスの場合なら、アナハイム、オレンジカウンティ、ロサンゼルスを使う必要はない。すでにロサンゼルスには他の球団があるしね。だからカリフォルニア・エンゼルスがいい」と語った。

(Full-Count編集部)

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