大谷翔平の花巻東対決は「知らなかった」 エ軍監督代行、試合中に質問「親しいの?」

取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:小谷真弥】
取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:小谷真弥】

トラウトが球団通算1位の1025得点「監督ができることも特別なこと」

■エンゼルス 12ー0 ブルージェイズ(日本時間27日・トロント)

 エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地・ブルージェイズ戦に「3番・指名打者」で先発出場し、2回の第2打席で右翼フェンス直撃の2点三塁打を放った。2回に大量5得点で主導権をつかんだチームは大勝で連敗を6でストップ。フィル・ネビン監督代行は「こういうのは久しぶりだ。エネルギッシュな打席と走塁、2回の攻撃が糧になって、(3回以降も)続いた。(ああいう光景が)見られてうれしかった」とチームの勝利を喜んだ。

 ネビン監督代行は試合中に大谷と話す場面があった。もちろん話題は花巻東高の先輩、菊池雄星投手についてだった。

「一緒の高校だったと話していた。私は知らなかったんだ。イッペイに聞いて、興味深かったから本人に2つほど聞いた。どれぐらい親しかったの、とかね。野球の歴史とか、どこ出身とか、そういう話題にはいつも興味をそそられる」

 菊池との花巻東対決は一ゴロ、二ゴロ。過去に2本塁打を放っていたが、この日は結果を出せなかった。それでも、3年ぶりのカナダでの試合を両雄が盛り上げた。

 主砲トラウトが8回に27号2ランを放ち、通算1025得点で球団単独1位となった。ネビン監督代行は「このチームには過去素晴らしい打者が大勢いたが、マイクは(最終的に)チーム史上最高の打者として名を残すだろう。まだ何年もプレーできるし、数字を伸ばしていく。すべての部門の1位になるだろう。MLB記録ランキングでも上位につけるだろう。特別な選手で、彼の監督ができることも、特別なことだ」と喜んでいた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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