イチロー氏から受けた衝撃… 通算1848勝の名将が明かした安打製造機の凄さ

Full-Countの単独取材に応じたガーディアンズのテリー・フランコーナ監督【写真:木崎英夫】
Full-Countの単独取材に応じたガーディアンズのテリー・フランコーナ監督【写真:木崎英夫】

ベンチコーチ、監督として何度もイチローと対戦したフランコーナ監督

 マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏の球団殿堂入り式典が27日(日本時間28日)、本拠地ガーディアンズ戦前に行われる。この日の対戦相手となる通算1848勝のガーディアンズのテリー・フランコーナ監督がFull-Countの取材に応じ、かつて何度も対戦したイチロー氏の凄さについて語った。

 イチロー氏がマリナーズへ加入した2001年はインディアンズ(現ガーディアンズ)のGM補佐だったフランコーナ監督。その後、レンジャーズのベンチコーチ、アスレチックスのベンチコーチを経て、2004年からレッドソックスの監督に。2013年から現在までインディアンズ(ガーディアンズ)の監督を務めている。

 監督と相手打者として対峙してきたイチロー氏についてフランコーナ監督は「日本でプレーしてからこちらに来たのに、それでも3000本安打を達成した。彼はしばらくの間、最もインパクトのある選手だった。どの部分をとってもね」と回顧。メジャー1年目でいきなり242安打を放ち、2004年にはメジャー歴代最多の262安打を放ったヒットメーカーには衝撃を受けたという。

「守備、スピード、打撃……多種多様な方法でゲームにインパクトを与えることができた。相手を悩ませることができた。ひどかったよ。彼からアウトを取ろうとするのは大変だった」とイチロー氏を封じるために頭を悩ませたとフランコーナ監督。「とにかくアウトを取ることが難しかった。いい球を投げてもヒットを打たれる。彼は様々な方法で打ち負かしてくるんだ」と、身を持って体感した凄さを語っていた。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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