大谷翔平、11勝目に笑顔「粘れたのが良かった」 球宴右腕との投手戦に本音も

試合後に取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:小谷真弥】
試合後に取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:小谷真弥】

球宴右腕マノアとの投げ合い「できれば投げ合いたくないです」

■エンゼルス 2ー0 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)

 エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地・ブルージェイズ戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季11勝目を挙げた。今季最多109球の力投で、7回9奪三振2安打無失点の好投を見せた。「最初の3イニングはいい投球ではなかった。そこから粘れたのが良かった」と表情を緩めた。

 尻上がりに調子を上げた。今夏のオールスター戦に初選出された右腕マノアとの投手戦。初回2死一、二塁のピンチを切り抜け、2回は3者連続三振。2回までに46球を要したが、そこからストライク先行の投球を見せた。3回2死二塁ではカークを見逃し三振に仕留め、11者連続アウトの快投。「できれば投げ合いたくないですけど。いい投手なので、打席でも点を取るチャンスが少ない。ボールが先行して自分でリズムを崩している感じがあったので。やっぱりストライク先行で。基本ですけど、大事なことかなと思います」と振り返った。

 打っては2打数無安打2四球で打率.260。満員の球場でチームは2-0で完封勝ちした。「ホーム、ビジターに関係なく、やりがいがありますし、やっぱり選手冥利に尽きるかなと思います」と笑顔を見せていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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