大谷翔平、トレード報道の再過熱に「GMに聞いて」 球団売却騒動には複雑な心境

ブルージェイス戦に先発し11勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
ブルージェイス戦に先発し11勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

球団売却を検討していると発表「経営に関しては専門外なので」

■エンゼルス 2ー0 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)

 エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地・ブルージェイズ戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季11勝目を挙げた。今季最多109球の力投で、7回9奪三振2安打無失点の好投。試合後には球団売却問題に言及する場面があった。

 アート・モレノ球団オーナーが23日(同24日)に球団売却を検討していると発表。チームに衝撃が走ったが、一選手としてシーズンの戦いに集中する考えだ。

「経営に関しては僕は専門外なので分からないですし。どうなっていくのかは見えていないので、この状況で頑張ることが唯一できることですし、今シーズンをしっかりと。あと1か月ぐらいあるので、まずやりきりたいなと思います」

 チームのポストシーズン進出は絶望的。チームの抜本的な再建のために、大谷をトレードに出すのでは、との報道が再び過熱している。

「それはGMに聞いてもらった方が早いかなと思うので。さっきも言いましたけど、あと1か月やり切るだけなので。しっかり休んで、また明日頑張りたいなと思います」

 これまでに自身の去就については、代理人に任せていると話していた大谷。選手としてグラウンドの戦いに力を注ぐつもりだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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