大谷翔平、10試合ぶり28号2ラン 109球熱投の翌日に3安打の猛打ショー、35発ペース
10試合ぶり3安打の猛打ショー
■ブルージェイズ ー エンゼルス(日本時間29日・トロント)
エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地・ブルージェイズ戦に「3番・指名打者」で先発出場し、7回の第4打席で10試合ぶりの28号2ランを放った。ここまで1試合3安打の大暴れを見せている。
11勝目から一夜明け。3点リードの7回2死二塁、3番手左腕メイザのシンカーを逆方向へ打ち返した。左越え28号2ラン。17日(同18日)の本拠地・マリナーズ戦以来の一発で、シーズン35発ペースとなった。打球速度105.1マイル(約169.1キロ)、飛距離357フィート(約108.8メートル)だった。
初回2死、右腕ストリップリングの初球を右前へ打ち返した。打球速度102.3マイル(約164.6キロ)と痛烈だった。3回2死では二塁付近を守っていた遊撃ビシェットを強襲する右前打を放ち、続くレンヒーフォの先制2ランを演出した。1試合3安打も10試合ぶりで今季11度目だ。
前日27日(同28日)の同戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季11勝目をマーク。今季最多109球の力投で、7回9奪三振2安打無失点の好投を見せた。同一カード3連勝へ導けるか。
23日(同24日)にアート・モレノ球団オーナーが球団売却を検討していると発表されてからは初本塁打となった。「頑張ることが唯一できることですし、今シーズンはあと1か月くらいあるので、まずやり切りたいなと思います」。その言葉通りの豪快弾となった。