大谷翔平は「最も価値のある選手と証明した」　ヤ軍エース粉砕でMVP争いもリード？

MVP争いにロス地元紙「30号はパワフルな最終弁論だった」

■エンゼルス 3ー2 ヤンキース（日本時間1日・アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手は8月31日（日本時間9月1日）に本拠地で行われたヤンキース戦で今季30号となる逆転3ランを放ち、チームも3-2で勝利した。地元紙「LAタイムズ」は「ショウヘイ・オオタニの30号はパワフルな最終弁論だった」と題した記事で、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手とのア・リーグMVP争いでも優位に立ったのではと指摘している。

　大谷はこの試合の6回1死一、二塁の場面、ヤンキースのエース・コールから中越えに逆転3ランを放った。ここまで試合は2-0でヤンキースがリード。記事も「エンゼルスの先発パトリック・サンドバルとヤンキースのエース、ゲリット・コールの投手戦の中で、ショウヘイ・オオタニとアーロン・ジャッジは埋もれていた。最初の2打席、オオタニとジャッジは無安打だった」と伝えている。

　相手エースを粉砕するというダメージを与え、試合を一気にひっくり返した大谷の姿を同紙は「オオタニは自身が最も価値のある選手だと証明した」と伝えている。さらに「オオタニの3ランは疑いようのない一発で、コールは振り返る必要もなかった」と、MVPを争うジャッジの目前で放った本塁打の価値を指摘した。

　記事はまた、大谷はMLBで唯一、同一シーズンでの「30発＆100奪三振」を達成した選手で、昨季に続く2年連続だと指摘。さらに「30発＆10勝」を同一シーズンで達成したのもMLB史上初だとしている。

（Full-Count編集部）