村上宗隆、史上最年少のシーズン50発 日本選手では松井秀喜以来20年ぶりの快挙

50号3ランを放ったヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】
50号3ランを放ったヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】

119試合目での50号はシーズン60発ペース、スタンド大きくどよめく

■ヤクルト ー 中日(2日・神宮)

 ヤクルトの村上宗隆内野手は2日、神宮球場で行われた中日戦に「4番・三塁」で先発出場し、3回1死一、三塁の好機に今季50号となる3ランを放った。日本プロ野球でのシーズン50発は2013年に60本塁打を記録したバレンティン(ヤクルト)以来、10人目(15回目)。日本選手では2002年の松井秀喜(巨人)以来20年ぶりだ。また22歳7か月での到達は、24歳だった1964年の王貞治(巨人)を抜いて史上最年少となった。

 3回、1死一、三塁の好機で迎えた打席。村上は中日・大野雄の4球目、カウント2-1からのカットボールを豪快に引っ張った。打球は強烈なスピードで右翼席中段に飛び込む先制3ランに。スタンドが大きくどよめいた。

 村上の本塁打は8月28日のDeNA戦(横浜)以来3試合ぶり。26日のDeNA戦(同)から3試合にわたって続けた連続打席出塁は、30日の第1打席で捕邪飛に倒れたことで日本記録へあと「1」の14打席でストップしたものの、31日の巨人戦では三塁打に加え3四球。相手からの警戒が高まる中で成績を残し続けてきた。

 14打席連続出塁には3本の本塁打が含まれていた。26日には史上最年少の通算150号となる46号3ラン、さらに47号を記録。27日にはダメ押しの48号、28日には決勝49号と3戦4発の大爆発を見せていた。チーム119試合目での50号はシーズン60発ペース。バレンティンを抜いての記録更新まで見えている。

【実際の動画】場内総立ち…村上が軽々と運んだ50号は右翼中段へ

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