鷹との首位決戦も泰然自若「まだ試合はたくさんある」 西武辻監督が読む勝負所

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

1日の日本ハム戦は雨天中止、2日から敵地でソフトバンクと3連戦

 パ・リーグ首位の西武は2日から敵地PayPayドームで、1ゲーム差の2位ソフトバンクと首位攻防3連戦に臨む。辻発彦監督は「3つ負けないように」と最低限の目標を口にし、「まだまだ試合はたくさんある」と泰然自若。残り21試合となってもなお、ムチを入れるのはまだ先──と言わんばかりだ。

 1日に埼玉県営大宮球場で行われる予定だった日本ハム戦は、試合前練習中に降り始めた激しい雨のため中止。コロナ禍を経て3年ぶりの大宮開催となるはずだったとあって、辻監督は「ファンも楽しみにしていただろうし、残念です」と語ったが、残り試合はオリックスと並んでリーグ最少で、今後の日程には余裕があるだけに、首位攻防戦を前に恵みの雨とも言えた。

 ただ、辻監督に気負いは一切うかがえない。「選手たちは自然と力が入るだろうし、緊張した中での勝負になると思うけれど、ソフトバンクとはまだ試合がたくさんあるから」と指摘するように、ソフトバンク戦は8試合残しており、今回の3連戦を終えたあとにも、12日から14日までPayPayドームで3連戦、27日と10月1日にベルーナドームで1試合ずつが控えている。

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