禁止薬物の次はDV…1年間で2度目の80試合以上の出場停止処分、元エース候補の“凋落”

カージナルス時代のカルロス・マルティネス【写真:Getty Images】
カージナルス時代のカルロス・マルティネス【写真:Getty Images】

FAのマルティネスはDV・性的暴行・児童虐待共同ポリシーに違反した

 MLB機構は1日(日本時間2日)、FAのカルロス・マルティネス投手がMLBのDV・性的暴行・児童虐待共同ポリシーに違反し、85試合の無給での出場停止処分を受け入れたと発表した。

 米メディア「CBSスポーツ」によると、この処分は6月19日にさかのぼって適用され、合意事項によればマルティネスは評価・処遇プログラムに参加する。正確な違反の性質は明らかにされていない。

 2015年に導入されたこのポリシーに違反した処分としては、トレバー・バウアー(324試合)、サム・ダイソン(162試合)、ホセ・トーレス(100試合)に次ぐ長い出場停止となる。

 メジャーで9年間過ごし、2015年から3年連続で2桁勝利をマークしたマルティネス。2度の球宴選出を誇る30歳だが2021年以降メジャーで投げておらず、今季はレッドソックス傘下で2試合に登板したが5月17日(同18日)にリリースされていた。その後すぐに禁止薬物イブタモレンに陽性反応を示し、80試合の出場停止処分を受けていた。

 同メディアは「2度のオールスター投手であるマルティネスは、かつてはエースの卵のように見られていたが、近年は早すぎる衰退が定着していたように思える」「先日の禁止薬物による出場停止処分に続いての今回の発表により、マルティネスのMLBは事実上終わりになりそうだ」と厳しく指摘した。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY