ダルビッシュ、7回無失点の快投で今季12勝目 日米通算3000K達成、ハプニングも
投球が球審直撃のハプニングも…歩み寄って心配
■パドレス 7ー1 ドジャース(日本時間3日・ロサンゼルス)
パドレスのダルビッシュ有投手が2日(日本時間3日)、敵地でのドジャース戦に先発。7回2安打9奪三振無失点の快投で、今季12勝目を挙げた。5回には、野茂英雄以来、日本人2人目となる日米通算3000奪三振にも到達。メジャー11年目の36歳が、マウンドで円熟味を増している。
初回を3者凡退で立ち上がると、2回2死一、二塁のピンチではベリンジャーを空振り三振に。3回も3人で斬り、波に乗った。4回には自身の97マイル(約156キロ)が球審に直撃するハプニングも。マウンドから歩み寄り、背中をぽんぽんと叩いて心配する様子を見せた。
5回無死一塁の場面では、この日6つ目の三振を再びベリンジャーから奪った。メジャー通算は「1750」となり、2005年から7年間在籍したNPB時代の「1250」と合わせて大台に乗った。日米を経験した日本人では、野茂英雄以来2人目の快挙。NPBも含めると、歴代1位の金田正一ら史上6人目となった。
5回以降、許した走者は四死球のみでノーヒット。7回111球の熱投で、防御率3.25に。前回8月27日(同28日)のロイヤルズ戦に続き自身2連勝となった。