大谷翔平、12勝目の鍵は? 打率3割超えの夏男封じ、最高37度の酷暑との闘いも

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

対アストロズ戦は今季3試合登板、2勝1敗、防御率1.08と好成績

 エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)の本拠地・アストロズ戦で今季12勝目をかけて先発マウンドに上がる。レギュラーシーズンも残り1か月。メジャー自身初の規定投球回、シーズン200奪三振の到達に注目が集まるが、勝ち星へのキーポイントとなるのは?

 アストロズ封じの鍵となるのがアレックス・ブレグマンだ。8月は月間打率.362、7本塁打、22打点と絶好調。長打率.681、OPS1.133は共にリーグ1位で月間MVPを受賞した。昨年8月も5試合出場ながら17打数6安打の打率.353、2020年も17試合出場で64打数20安打の打率.313と好調だった。キャリア通算では157試合出場、打率.337、29本塁打、118打点と驚異的な数字を残している。

 さらに投手・大谷とも相性が良く、通算14打数5安打の打率.357、2打点をマーク。奪三振能力の高い右腕にも2三振しか喫していない。9月に入ったばかりで、この夏男を封じることが勝ち星へつながりそうだ。

 ここまで投球回数は128回。残り6登板で平均5回2/3を投げれば、メジャー初のシーズン規定投球回(162)をクリアする。また、シーズン200奪三振へも「24」と迫ってきている。対アストロズ戦は今季3試合登板、2勝1敗、防御率1.08と成績を残している。どこまで数字を伸ばせるか。

 3日の最高気温は37度。現地18時7分開始のナイターとはいえ、まだまだ暑さは残っている。残暑との闘いにもなりそうだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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