阪神藤浪が5戦連続QSも「勿体ない1球」　OB解説者が分析「引っ掛けたくない心理」

藤浪は味方のミスに足を引っ張られながらも6回5安打3失点で5試合連続QS

■巨人 7ー1 阪神（3日・甲子園）

　阪神は3日、本拠地で行われた巨人戦に1-7で敗れ連勝は3でストップした。先発の藤浪晋太郎投手は6回5安打3失点で3敗目を喫したが、阪神、オリックスで活躍し、日本記録の1試合19奪三振も達成した野球解説者の野田浩司氏は「長期的なスランプはない」と評価した。

　初回から2イニング連続で3者凡退と完璧な立ち上がりを見せた藤浪。3回は先頭の吉川に一塁内野安打を許すと、2死二塁から坂本には156キロの直球で詰まらせながらも右前適時打を浴び先制を許す。同点に追いついた直後の5回は先頭・吉川の飛球を中堅・近本が目測を誤り三塁打。続く大城に左前適時打を浴び勝ち越し、さらに6回には自らの暴投で3点目を失った。

　記録に残らないミスもありながら6回3失点でまとめた投球を野田氏は「3点目の暴投は多少、怖さが残る形になったが、全体的にみれば上出来な内容。ただ、先制点を許した1球が勿体なかった」と分析した。