自力CSを復活させた「原監督の執念」 球場どよめく“降板劇”も専門家が納得した訳

巨人・原辰徳監督【写真:小林靖】
巨人・原辰徳監督【写真:小林靖】

中16日で先発したメルセデスだったが同点に追いつかれ3回2/3、4安打1失点で降板

■巨人 7ー1 阪神(3日・甲子園)

 巨人は3日に行われた阪神戦(甲子園)を7-1で大勝し、連敗を3でストップさせた。先発のメルセデスを4回途中1失点で交代させる早めの継投策で白星を手にした。阪神、オリックスで活躍し日本記録の1試合19奪三振も達成した野球解説者の野田浩司氏は「CSにかける執念を感じる采配だった」と振り返った。

 球場がどよめいたのは4回だった。先発のメルセデスが1死から近本に同点ソロ、さらに大山に左前打を浴びると原監督が動いた。わずか55球の3回2/3、4安打1失点で降板させ、2番手に鍬原を送るとマルテを中飛に打ち取り最少失点で凌いだ。

 その後は相手のミスにも付け込み打線は10安打7得点をあげ快勝。3試合連続で延長戦を戦っている巨人が見せた継投策に野田氏は「優勝は厳しい立場だが、CSへの可能性はまだ残っている。3位阪神が上にいる中で絶対に負けられない試合。執念の采配ともいえるでしょう」と指摘した。

CSに向け負けられない終盤戦「上を狙っていくなかで『疲れがある』といった時期ではない」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY