NPBで消えゆくPL学園の灯 45歳・福留孝介が引退…現役OB選手はついに“1人”に

現役引退を発表した中日・福留孝介【写真:荒川祐史】
現役引退を発表した中日・福留孝介【写真:荒川祐史】

NPB唯一のPL出身現役選手はオリ中川圭、MLBではツインズ前田健太

 中日・福留孝介外野手が8日、今季限りでの現役引退を発表した。日米通算2450安打をマークした球界最年長45歳が現役に別れを告げることにより、PL学園高出身で残るNPB戦士はついに1人に。MLBを含めても2人となる。

 春夏通じて甲子園に計37回出場して全国制覇通算7回(春3回、夏4回)を誇るPL学園。多くの優秀な選手をNPBに輩出してきたが、残るOB選手はオリックスの中川圭太内野手だけとなった。

 中川圭は東洋大を経て2018年ドラフト7位でオリックスに入団。1年目に105安打で打率.288をマーク。今季はここまで95試合出場で打率.302、6本塁打をマークしている。PL戦士“最後の砦”として今後の飛躍が期待される。

 メジャーではツインズ・前田健太投手が復活を期している。昨年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、今季は全休。メジャー8年目の2023年シーズンに再起をかける。

 かつては清原和博、桑田真澄(巨人コーチ)、立浪和義(中日監督)、松井稼頭央(西武コーチ)、宮本慎也ら多数のOB選手がNPBに在籍し、一大勢力を形成していた。しかし、同校野球部は2015年に部員募集を停止し、2016年7月から休部。今後OB選手が増えることは、野球部が復活しない限りない。

【一覧】最近のPL学園OB選手引退年orNPB最終年

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