菊池涼介&坂本勇人は陥落…セGG賞は“大異変”の予感、データでは7人が入れ替え

広島・菊池涼介(左)と巨人・坂本勇人【写真:荒川祐史】
広島・菊池涼介(左)と巨人・坂本勇人【写真:荒川祐史】

セイバーメトリクスの「UZR」で選出…源田並の衝撃20歳も

 2022年のプロ野球は、佳境に入った優勝争いとともに“個人への栄冠”の行方も気になる時期になってきた。守備の名手に贈られる「ゴールデン・グラブ賞」は記者投票によって決まるが、データで見ると昨季とは顔ぶれが様変わり。若手の台頭を印象付けている。

 用いたデータは、守備全般の貢献を表す「UZR(ultimate zone rating)」。同じ守備位置の平均的な選手に比べ、どれだけ失点を防いだかを得点化した総合指標として活用される。セイバーメトリクスの指標などを用いて分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)が算出した数値を参照にした。(数値は8日時点)

 注目は二遊間。昨季、二塁は広島・菊池涼介が9年連続で受賞したが、ついに“陥落”する可能性も出てきた。リーグでは巨人・吉川尚輝が「9.2」でトップ。菊池涼は「8.8」で次点となっている。実は昨季も吉川がUZRでは圧倒的。名手のイメージも定着してきただけに、投票の行方にも影響が出るかもしれない。

 一方の遊撃も、巨人・坂本勇人が3年連続で受賞しているが、今季は相次ぐ離脱を経験。数値も「4.7」にとどまっている。その中で、衝撃的なのがヤクルト・長岡秀樹。高卒3年目の20歳は実に「12.1」を記録。両リーグで見ても、球界屈指の名手である西武・源田壮亮の「13.9」と遜色ない。

 外野では、中日の高卒3年目・岡林勇希が12球団トップの「21.2」と群を抜く数値。中堅では阪神・近本光司が「11.0」、ヤクルト・塩見泰隆が「8.1」と高く、ハイレベルな3人となった。一塁はDeNA・ソトが「4.8」、三塁はヤクルト・村上宗隆が「-0.5」、捕手はヤクルト・中村悠平「2.3」、投手はDeNA・今永昇太が「1.2」でそれぞれトップだった。

 昨季の受賞者と比べると、近本と中村以来の7人が入れ替え。球団別ではヤクルトが最多の“4冠”。DeNAが2人、巨人と中日、阪神が1人ずつで、広島は唯一のゼロとなっている。レギュラーシーズンは残り1か月足らず。最終的な結果はどうなるのか注目される。

【一覧】データでセGG賞を選んだら…昨季の受賞者とは様変わりしている“有力候補”メンバー

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