大谷翔平、新ルール導入で“最も恩恵” 守備シフトで失った安打数は球界最多

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

今季シフトで失った安打数は球界最多の24本

 メジャーリーグ機構は9日(日本時間10日)、来季から投手の投球間に時間制限を設ける「ピッチタイマー」や塁間に3人を置くなど極端な守備シフトを禁止とする新ルールの導入を発表した。エンゼルス・大谷翔平投手にとっては大きな“追い風”となりそうだ。

 米放送局「バリースポーツ・サウスウエスト」で解説を務める元ソフトバンク助っ人のCJ・ニコースキー氏は、今季シフトで失った安打数について大谷が24本で球界最多と指摘。一方でシフトの穴をついて得た安打も14本でメジャー3番目の多さだという。

 足し引きして10安打分を損している計算。8日(同9日)時点の今季の成績に照らし合わせると、打率.267(491打数131安打)から打率.287(491打数141安打)となり、2分も上昇することになる。

 さらに、本塁以外のベースが大きくなり、盗塁増にも期待。新ルール導入で、大谷は最も恩恵を受けるひとりとなりそうだ。

【一覧表】大谷翔平にとっては“恩恵”に…今季守備シフトで失った安打数ではメジャー最多

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