大谷翔平vsボンズならMVPは? 時代超えた“もし”に激論「ジャッジより上だからなぁ」

エンゼルス・大谷翔平(左)とジャイアンツ時代のバリー・ボンズ氏【写真:ロイター、Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平(左)とジャイアンツ時代のバリー・ボンズ氏【写真:ロイター、Getty Images】

2004年のボンズは45本塁打ながら232四球、120敬遠、出塁率.609、OPS1.422

 エンゼルスの大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手がMVP争いを繰り広げている2022年のメジャーリーグ。二刀流で前代未聞の成績を残す大谷と、ア・リーグ記録の61本塁打を超えるペースで打ち続けるジャッジの比較に識者も頭を悩ませている。では、もし大谷翔平の相手がメジャー歴代最高のOPS1.422を叩きだした2004年のバリー・ボンズ(当時ジャイアンツ)だったらどうなるのか。米メディアの投稿にファンの議論が紛糾している。

 米メディア「ジョムボーイ・メディア」のエディター、ダン・ローク氏は、自身のツイッターに「ショウヘイ・オオタニが2004年に(MLBで)プレーしていたら、『ボンズの防御率はどうなの?』と喋りまくる連中の声を聞きまくっていることだろう」と投稿。ファンから250件前後のコメントが付くほど熱い議論になっている。

 ボンズといえばメジャーリーグ史上最多の73本塁打を放った2001年が有名だが、マニアの間では2004年が最強だったと語り継がれている。徹底的に勝負を避けられたため45本塁打ながら、シーズン232四球、120敬遠、出塁率.609、OPS1.422はいずれも現在でも歴代最高記録だ。一方で禁止薬物の使用疑惑によって記録を認めないとの声も多く、いまだに殿堂入りを果たせていない。

 ファンはこのボンズと大谷を比較。「オオタニは文字通りオールスター2人分だ」「2004年のボンズならMVP争いでオオタニを倒しているだろう」「オオタニの方が上だ」「ショウヘイがMVPだ」「ボンズはジャッジよりも数段上だからなぁ」「オオタニは打者としてはボンズに及ばない」「2004年も2022年も関係ない。その当時も彼はそうだっただろうし、今年も最も価値のある選手だ」「オオタニは今に至るまで最も価値のある野球選手だ」と様々な意見が寄せられている。

 MVPを争う相手がいくら打っていようが、やはり論点は前人未踏の領域に踏み込んでいる二刀流の希少性との比較だ。また、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」や全国紙「USAトゥデイ」に寄稿するスポーツライターのダグ・ラッシュ氏は違う視点での意見も寄せている。「ボンズはオオタニと対戦するたびにかっ飛ばしているよ……」。投手大谷vs史上最強打者ボンズの夢の対戦を想像してみてはいかがだろうか。

(Full-Count編集部)

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