大谷翔平、メジャー自己最速163.2キロ ピンチでギアチェンジ、脱して雄叫び

アストロズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
アストロズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

これまでのメジャー自己最速は101.2マイル(約162.9キロ)だった

■アストロズ ー エンゼルス(日本時間11日・ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地・アストロズ戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、メジャー最速101.4マイル(約163.2キロ)をマークした。

 メジャー自己最速は4点リードの3回2死二、三塁だった。タッカーを2球で追い込んで3球目。真ん中高めへのフォーシームは、101.4マイルを計測した。タッカーのバットは空を切って空振り三振。マウンド上の大谷は雄叫びを上げてベンチへ戻った。

 これまでのメジャー自己最速は7月22日(同23日)の敵地・ブレーブス戦で記録した101.2マイル(約162.9キロ)だった。0.2マイル(約0.3キロ)更新した。

 立ち上がりに苦しんだ。初回は連打に暴投、右翼ウォードの失策が重なり先取点を献上。初回14球のうちストライクは6球と制球に苦しんだ。2回、3回と走者を出しながらも、無失点で切り抜けた。

 前回登板3日(同4日)の本拠地・アストロズ戦では8回6安打1失点と好投。今季最多111球の熱投を見せた。勝ち負けは付かなかった。中6日を空けての登板。シーズン終盤。投手・大谷が底知れぬパワーを見せた。

【実際の映像】浮き上がるような驚異の球筋! 大谷翔平が投じたメジャー最速163キロのストレートの映像

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