大谷翔平、5回1失点で12勝目 人差し指マメで降板、史上初“W規定到達”へあと21回

アストロズ戦に先発し12勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
アストロズ戦に先発し12勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

5回7奪三振6安打1失点で降板、球数は79球だった

■エンゼルス 6ー1 アストロズ(日本時間11日・ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地・アストロズ戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季12勝目を挙げた。5回7奪三振6安打1失点と好投。メジャー自己最速101.4マイル(約163.2キロ)を記録した。しかし、6回の投球練習中に異変を訴えて緊急降板。球団は降板理由について「右手人差し指のマメのため」と発表した。チームは6-1で勝利した。

 異変は6回の投球練習中だった。ネビン監督代行がチームトレーナーと共にマウンドへ。右手を気にする大谷は言葉を交わした後、マウンドを降りた。球数は79球(ストライク48球)。スタンドからどよめきの声が上がった。

 メジャー自己最速は4点リードの3回2死二、三塁だった。タッカーへの3球目。真ん中高めのフォーシームは、101.4マイルを計測した。この1球でタッカーを空振り三振に。大谷は雄叫びを上げてベンチへ戻った。これまでの米自己最速は7月22日(同23日)の敵地・ブレーブス戦で記録した101.2マイル(約162.9キロ)。0.2マイル(約0.3キロ)更新した。

 立ち上がりは制球に苦しんだ。初回は連打に暴投、右翼ウォードの失策が重なり先取点を献上。初回14球のうちストライクは6球だった。2回以降も毎回のように走者を背負った投球となったが、無失点で切り抜けた。

 8月27日(同28日)の敵地・ブルージェイズ戦以来の勝ち星となった。投球回数は141回。メジャー初のシーズン規定投球回(162)へ、あと21回となった。またシーズン188奪三振とし、200奪三振へはあと12個に。右手人差し指の状態が心配される。

(Full-Count編集部)

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