大谷翔平「深刻になる前に代わった」　5回1失点で緊急降板も軽傷を強調

チームは6-1で勝ち、今季12勝目をマークした大谷

■エンゼルス 6ー1 アストロズ（日本時間11日・ヒューストン）

　エンゼルスの大谷翔平投手が5回1失点の好投で12勝目をマークした。10日（日本時間11日）に行われた敵地アストロズ戦に「3番・投手兼DH」で出場。右手人差し指のマメの影響で5回で降板となったものの、勝利投手に。試合後、大谷は「深刻になる前に代わったっていう感じ」と軽傷を強調した。

　初回から苦しい投球だった。1点を先制してもらったが、先頭のアルトゥーべを安打で出塁させると、暴投とグリエルの適時打で同点に。なおも無死一、二塁のピンチを背負ったが、ブレグマンを遊ゴロ、タッカーを併殺に切り、最少失点で切り抜け「初回あまり良くない流れでしたけど、そこをまず凌いだっていうのが個人的にもチームとしても大きかった」と振り返った。

　3回には2死二、三塁のピンチを招いたものの、メジャー自己最速の101.4マイル（約163.2キロ）の真っ直ぐでタッカーを空振り三振に。窮地を脱して雄叫びをあげた。大谷のこれまでの最速は7月22日（同23日）の敵地ブレーブス戦で記録した101.2マイル（約162.9キロ）で、これを0.2マイル（約0.3キロ）更新した。

　5回まで7奪三振6安打1失点と好投していたが、6回の投球練習中に、ベンチに向かって合図を送った。ネビン監督代行がチームトレーナーと共にマウンドへ。右手の中指にできたマメが潰れそうになったため、大谷自らが降板を申し出た。4回くらいからマメができていたという大谷は「体は大丈夫です。深刻になる前に代わったっていう感じ」と語っていた。

（Full-Count編集部）