大谷翔平は「本当にグッド」 “右手一本”34号で緊急降板の不安払拭、指揮官称賛

敵地アストロズ戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
敵地アストロズ戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

次回の登板にも影響なし「彼いわく、次のブルペン投球も問題ない」

■アストロズ 12ー4 エンゼルス(日本時間12日・ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地・アストロズ戦で先制の34号2ランを含む2安打2打点と奮闘した。「2番・指名打者」で先発出場すると、初回に3試合ぶりの先制34号2ラン。3回には中越え二塁打も放ち、この日は4打数2安打2打点1四球で打率.266。なお、エンゼルスは4-12で大敗した。

 技ありの一発は初回無死三塁に生まれた。右腕ガルシアの外角低めカーブを右手一本ですくい上げ、右翼スタンドまで運んだ。先制の34号2ランで、本塁打数でトラウトと並びリーグ2位タイに浮上。この一発で日米通算501打点(NPB:166打点、MLB:335打点)とした。

 さらに3回の第2打席では中越えへのエンタイトル二塁打を放ち、5試合ぶり今季35度目のマルチ安打に。このヒットで日米通算800安打(NPB:296安打、MLB:504安打)に到達した。さらに7回の第4打席でも四球を選び、この日は3出塁。12勝目をあげた前日の試合は、右手中指のマメの影響で5回1失点で緊急降板となっていたが、その不安を払拭する活躍だった。

 試合後、フィル・ネビン監督代行は「彼は本当にグッドだ。マメはスイングに影響しない。彼が打てるように昨日は降板させたかったんだ。攻撃面に関しては影響ないよ」と、打撃への影響を否定。さらに「彼いわく、次のブルペン投球も問題なく、来週(の登板日)には準備が出来ている、とのことだった」とし、次回登板も問題なしとした。

 大谷の一発で先制しながら、先発のデビッドソンが2回5安打4失点、2番手のマイヤーズが5安打5失点と炎上し、終わってみれば4-12の大敗。指揮官も「試合の始まり方はよかった。モニアックが素晴らしいスイングをして、ショウヘイも本当にグッドだった」と語り、試合の入りの良さは評価していた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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