鷹、首位攻防戦制して混戦一歩抜け出す 藤本采配的中、右打者だけでエンスから5打点

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

4回に今宮の適時打、デスパイネの2ランで一気に4点を奪う

■ソフトバンク 7ー5 西武(12日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは12日、本拠地・PayPayドームで西武と戦い、7-5で競り勝った。3回に今宮の2点適時打で逆転すると、デスパイネが2ラン、正木がソロと中盤までに5点を奪った。先発の東浜は6回途中3失点で10勝目。西武の反撃をなんとか凌いで逃げ切り、西武とオリックスに1ゲーム差をつけた。

 対エンス対策として藤本監督が期待した右打者が結果を残した。3回1死二、三塁で今宮が3ボールからの4球目を打ち、中前への2点適時二塁打。さらにデスパイネも10号2ランで続き、この回一挙に4得点。5回には正木が3号ソロを放って1点を加えて、エンスから5点を奪った。

 先発の東浜は調子はイマイチながら丁寧かつ粘り強く投げた。2回に呉念庭に適時二塁打を浴びて先制点を献上。6回には山川に39号2ランを浴びたものの、6回途中3失点とリードを守って降板。東浜が残した2死三塁のピンチも嘉弥真が凌いだ。

 7回には川瀬の2点適時二塁打でさらにリードを広げたものの、8回に再びピンチが。4番手の泉がオグレディに四球、代打・栗山に右翼フェンス直撃の二塁打、呉には左前適時打を浴びて3点差に。1死も奪えないまま、降板となり、セットアッパーの藤井がマウンドへ。この窮地を右腕が犠飛の1点のみで食い止めると、最終回はモイネロが締めて逃げ切った。

 大事な首位攻防3連戦の初戦をモノにし、ソフトバンクは2連勝。西武、楽天に敗れたオリックスとの差を1ゲームに広げて、混戦から一歩抜け出した。

(Full-Count編集部)

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