侍U18、悲願の世界一へ気になるライバルは? 米国はNo.1有望株の活躍で全勝キープ

侍U-18代表・馬淵史郎監督【写真:川村虎大】
侍U-18代表・馬淵史郎監督【写真:川村虎大】

悪天候等で予定が大幅変更、13日時点でスーパーR進出は日本のみ

 18歳以下の野球世界一を決める「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(米フロリダ州・ブラデントン)が12日(日本時間13日)、大会4日目を迎え、野球日本代表「侍ジャパン」は、オーストラリアに10-0の5回コールド勝ち。グループBで4連勝を収め、スーパーラウンド進出を決めた。初の世界一を目指す日本にとって、ライバルとなる国や地域の現状はどうなっているのだろうか。Aグループでは過去9回の優勝を誇る米国はNo.1有望株、マックス・クラーク外野手がカナダ戦で劇的同点弾を放つなど、全勝をキープしている。

 連日の悪天候やパナマがビザの申請に時間がかかり入国が遅れるなど、スケジュールが大きく変わっている今大会。継続試合を含め、4試合が延期になり、大会4日目の時点でスーパーラウンド進出は日本のみだ。

 グループAでは、米国が3勝無敗で首位に立っている。この日のカナダ戦では4回までリードを許したが2点を追う5回、2023年の全米ドラフト1巡目候補の二刀流、クラークが1死一塁から右翼に弾丸ライナーで同点弾を放つなど、この回に4点を奪って逆転に成功。最終7回に1点差に迫られたが、7-6で勝利した。

 前回大会は準優勝に終わったものの、この大会ではキューバに次ぐ9回の優勝を誇る米国。U-12、U-15のワールドカップも制し、“3階級制覇”を狙う。まだスーパーラウンド進出は決まっていないが、13日(同14日)に継続試合となった南アフリカ戦は3回を終わって10-0と大量リード。進出をほぼ確実にしている。

韓国は4番・キムが3戦7打点、前回王者チャイニーズタイペイは3戦全勝

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