村上宗隆、新記録へ与えられた“HRチャンス”打席は? 達成後押しする好要因も

ヤクルト・村上宗隆【写真:小林靖】
ヤクルト・村上宗隆【写真:小林靖】

8月は102打席で25四球→9月は44打席で5四球に減少している

 ヤクルト村上宗隆内野手の勢いが止まらない。13日の巨人戦(神宮)で2本のアーチを架け、1964年の王貞治(巨人)らに並ぶ日本選手最多タイ、歴代2位タイの55本塁打とした。2013年にバレンティン(ヤクルト)がマークした歴代最多の60本を超えるには今後どのくらいのペースで一発を積み重ねていけばいいのか。残り試合や四球率などから検証する。

 ヤクルトはここまで128試合を消化。残り15試合で5発打てばバレンティンに追いつき、6発で新記録になる。1試合に4打席立つと仮定した場合、残り60打席となる。ここまで551打席で106四球。5.2打席で1つの割合で四球を受けており、残り試合も同じ割合であれば11-12四球を受けることになる。

 四球を除けば残り48-49打数。これで6発となれば“8打数に1本”のペースで新記録達成となる。ここまで村上は439打数で55発。“7.98打数に1本”の割合いで本塁打を放っているから、これまで通りのペースで新記録に達する計算だ。

 ここにきて四球数も減少している。8月は102打席で月間最多の25四球(4.08打席に1四球)だったが、9月は44打席で5四球(8.8打席に1四球)に。逆に9月の本塁打割合は38打数で6発(6.33打数で1本)で、月間14本塁打をマークした6月に次いで高い割合になっている。

 四球割合は少なくなり、本塁打の割合は逆にアップ。村上がバレンティン超えを果たす可能性は高まっていると言えそうだ。

(Full-Count編集部)

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