侍U18、打倒・韓国へ“切り札”投入 馬淵監督が描く青写真…全員待機で宿敵討ち

台湾戦で負傷した浅野の状態次第では“大谷ルール”も?

 馬淵監督は「山田は105球以内で抑える。願わくはそれで6回くらいまで行ければ最高です」と明言したが、2日後の17日(同18日)には米国戦を控えている。早い段階で、好調の川原嗣貴投手(大阪桐蔭)、野田海人投手(九州国際大付)で逃げ切るのも策だと考える。

 打線は、これまで全試合で1番起用されていた浅野翔吾外野手(高松商)がチャイニーズ・タイペイ戦で左手首と左ひざを負傷。捻挫と打撲と診断され、スーパーラウンドも出場予定だが、万全な状態ではない。過密日程で野手陣の疲労も溜まってきているころ。先発投手が降板後に指名打者で打席に立つことができる通称“大谷ルール”もあるため、山田の打者起用も十分にありうる。

 スーパーラウンドでは、オープニングラウンドの対戦成績が持ち越される。韓国に勝てば、2勝1敗でオランダ、米国を迎える。チャイニーズ・タイペイ戦後には「まだ勝ち点が1つ違うだけ」と馬淵監督も言うように、逆転世界一も存分にありうる。温存していた侍の主将が、窮地のチームを救いたいところだ。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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